作品保護と鑑賞時の快適性を
両立させる管理
常駐設備管理業務
髙橋 司2019年度入社
所属:首都圏南支社 建物管理1部 国立新美術館設備管理
卒業学科:住居環境科
主な取得資格:危険物取扱者(乙種4類)、二級ボイラー技士、消防設備士(乙種6類)、
ビジネス実務法務検定(3級)、建築物環境衛生管理技術者(受験予定)
ワークプレイスデータ
国立新美術館
コレクションを持たず、アートセンターとしての役割を果たす
新しい美術館
- 所在地
- 東京都港区六本木7-22-2
- 主要用途
- 美術館
- 管理内容
- 統括管理、設備管理業務
- 敷地面積
- 29,997m2
- 延床面積
- 49,834m2
01. 仕事内容について
365日24時間の管理で美術館の安定稼働を守る
入社2年目から「国立新美術館」管理事務所に配属となり、常駐設備管理業務を行っています。仕事内容としては、主に、設備の日常巡回点検や点検報告書の作成などを担当しています。日常巡回点検では、建物に備わる電気・衛生・空調・消防などの各種設備を巡回しながら点検し、正常値で運転しているか確認します。点検後には報告書の作成を行い、運転状況を正確に記録・共有しています。美術館は、展示作品を守るため適切な温湿度管理が求められており、展示室内の空調管理に気をつけているのが特徴です。
02.仕事のやりがい
迅速な対応ができたことで成長を実感
はじめは分からなかった不具合に対応できるようになったときは、成長とともにやりがいを感じます。入社2年目、夜間に宿直勤務をしている際に、設備の緊急警報が発報したことがありました。1人で対応するのははじめてでしたが、以前、先輩社員に教えていただいた対処法を思い出し、無事に乗り切ることができました。管理現場にはベテランの先輩も多くいらっしゃいます。先輩の点検に積極的に同行することで、技術を学び、自分自身の引き出しを増やせるよう心掛けています。
03.今後の目標
マルチな設備管理者をめざしていく
設備管理の技術を引き続き磨いていきたいです。配属当初は点検に付いていくことに必死でしたが、徐々に周囲の様子にも気を配れるようになってきました。今後は管理現場における危険箇所の把握・是正をすることで安全管理に関する取組みに力を入れていきたいと考えています。また、新たに配属となった後輩の教育にも挑戦していきたいです。将来的には様々な管理現場で経験を積み、美術館だけでなく、オフィスや研究施設・商業施設など、多様な施設の設備管理にマルチに対応できる技術を身に着けていきたいです。
04. 社風について
スキルアップへの充実したサポート
鹿島建物では研修制度が充実しています。入社1年目は不安な点も多いかと思いますが、OJT研修現場に配属となる前に、前期教育として建物管理がどのような仕事であるかを教わります。さらに研修センターでは実習形式で実際の設備を使って基礎技術を習います。資格については、電気工事士のように実技試験がある資格の対策講座も開催してくれるなど、手厚いサポートが用意されていることもありがたいです。私も10月に行われる建築物環境衛生管理技術者の試験に向けて勉強中です。
1日のスケジュール(日勤)
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所内朝礼
日勤の日は9時が始業時刻です。朝礼で、その日の点検予定を共有します。
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定期点検
主に定期点検を実施し、設備の改修等があれば協力会社の立会いを行います。毎週火曜日は休館日のため、定期点検が多く、改修が並行することも。
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昼食
休憩室があるので、そこで昼食をとります。テレビを見ながらまったり雑談しています。
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定期点検
午前中の定期点検を引き続き行ったり、別件の定期点検対応に入ったり、所員で分担して業務にあたります。
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事務処理
その日に行った点検内容を報告書にまとめていきます。「CAFM」という社内システムに登録もします。
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終業
夕礼で、その日の作業の報告をします。退社後は寮の近くのジムに行きトレーニング!
1日のスケジュール(遅番)
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始業
24時間管理が必要なためシフト制で勤務します。遅番は出勤後に館内の日常巡回点検を担当します。
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昼食
管理現場の方と休憩時間が合えば、近くのお店に食べに行くことも!
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定期点検
日勤の社員と合流し、その日に予定されている定期点検を行います。
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不具合対応
美術館は18時に閉館します。閉館後も不具合が発生した際は即座に対応します。
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終業
遅番は20時が定時となります。次の日の作業予定を確認して、退社します。