データの分析・活用で
省エネをサポートする
エネルギーマネジメント推進室
大吉 宏明2010年度入社
所属:建物管理本部 設備ソリューション部 エネルギーマネジメント推進室
卒業学科:建築都市環境学科
プロジェクトデータ
建物管理会社の省エネ
建物を知り尽くしているからできる省エネ提案
鹿島建物では建物の「環境負荷の低減」と「快適性」の両立をめざした省エネサポートを行っています。建物管理のプロフェッショナルだからこそ、それぞれの建物にあった省エネの提案をすることができます。お客様の実情を把握している管理現場の設備管理担当者、お客様の窓口となる支社・営業所の省エネ担当者、エネルギーデータを分析する本社のエネルギーマネジメント推進室の3者の密な連携のもと、計画の立案から実行、運用後のフォローまで一貫した省エネサービスを提供します。
01. 仕事内容について
情報分析・システム開発・教育支援で
エネルギーマネジメントを全面サポート
エネルギーマネジメント推進室(以下、EM室)は、管理現場の省エネ診断(エネルギーデータ分析や省エネ対策効果試算ツールの作成)や、省エネに関する社内研修などを行い、全社の省エネ活動をサポートする部署です。各支社・営業所で省エネ担当者として任命される“省エネキーマン“や、管理現場の設備管理担当者の支援・指導をすることもあります。建物の価値向上には適切な時期での省エネ提案が欠かせません。お客様のニーズに合ったサービスをしっかりとご提供できるよう、EM室で蓄積している提案手法を関係者と共有しながら支援体制を整えています。
02.仕事のやりがい
試算ツールの作成でお客様と現場のニーズにこたえる
省エネ診断業務の中で、省エネ対策効果を試算する新たなツールの作成を担当しました。その際には適切な条件や計算方法を考え、数千という膨大な設備データを整理しつつ作業にあたりました。EM室にはエネルギー分析に造詣の深い先輩方がいるため、方向性をチェックしてもらいながらツールを完成させました。このツールを活用した提案内容を、お客様に満足いただけた時は達成感を感じました。自分の作成したツールを通して、お客様のお悩みを解決できたり、社内担当者が省エネ提案をする際の選択肢を広げたりする一助になれていたら嬉しいです。
03.今後の目標
EM室で学んだ手法を他部署にも
EM室の業務は、取組み結果がデータとなって目に見える形で返ってくる点が非常に面白いです。今後もEM室で省エネに関する知識や技術をより一層深めていきたいです。私がデータ分析に興味を持ったきっかけは、入社2年目の時に先輩から「お客様に提案をする際には、データで根拠を示すことが重要」と教えていただいたことでした。データ分析はEM室に限らず他の業務でも有用性の高いスキルのため、他部署にもこのノウハウを展開し、全社的なサービス強化につなげていきたいです。
04. 社風について
高い専門性を学べる環境
会社を越えて、鹿島グループ内でスキルアップできるチャンスが当社にはあります。入社6年目に出向の機会があり、鹿島建設の設備設計を担う部署(環境・エネルギー統括グループ)で、エネルギー分析や評価について勉強しました。出向先で学んだエネルギーマネジメントの考え方や、分析手法、着眼点は今のEM室の仕事にダイレクトにつながっています。出向が終了した後も一緒に仕事をする機会があり、会社の垣根を越えて様々な方と繋がれたことは自分の財産になっています。